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空調メンテナンスサービス
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  3. セントラル空調とは?導入のメリットや利用時の注意点を解説

    セントラル空調とは?
    導入のメリットや利用時の注意点を解説

      新たに施設の建設を行う際の空調設備として、大規模施設の効率的な空調管理が可能な「セントラル空調」の導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。今回は、商業施設のほか、大規模な医療施設、工場、地下街などさまざまな施設に適した空調システム、セントラル空調についてお伝えします。
      一般的な空調システムとの違い、利用のメリットなど、大規模施設管理者の方はぜひ参考にしてください。

      セントラル空調とは?

      セントラル空調とは、冷凍機やボイラーなどの熱源機器を一か所に集中設置した空調システムです。
      熱源機器とエアハンドリングユニットやファンコイルユニットなどの空気調和機を組み合わせて、建物全体の空調を行います。
      熱源機器を一か所に集中して設置し、冷温水を空気調和機に送水して空調を行うため、中央式空調とも呼ばれています。
      セントラル空調がよく採用されているのは、一般的に延床面積が10,000㎡を越える建物で、商業施設やショッピングモール、ホテル、
      大規模医療施設のほか、大規模工場、地下街などが挙げられます。
      セントラル空調についてより詳しくは、「セントラル空調とは?」をご覧ください。

      セントラル空調と一般的な空調の違い

      空調のシステムにはセントラル空調のほか、空調を必要とする部屋ごとに空調機器を設置する個別空調があります。
      個別空調で使われる空調機器では、ルームエアコンやパッケージエアコン、業務用マルチエアコンなどが代表的なものです。
      主に一般家庭や延床面積が10,000㎡以下のビルで使われています。
      セントラル空調を採用しているビルでは、セントラル空調のみで空調管理するのが一般的です。
      ただし、建物によってはセントラル空調と個別空調とを併用している場合もあります。
      業務用マルチエアコンについて知りたい方は、「知っておきたいビル用マルチエアコンの基礎知識を分かりやすくご紹介」をご参照ください。
      空調設備についてより詳しくは、「空調設備とは?意外と知らないエアコンとの違いや注意点」をご覧ください。

      セントラル空調を利用するメリット

      建物の空調管理でセントラル空調を利用するメリットはさまざまですが、ここではそのなかでも主なものを利用シーンとあわせてご紹介します。

      建物全体を均一に温度管理できる

      セントラル空調は、一元管理により建物全体の温度を一定に保つことが可能です。
      これにより温度の偏りを避けられ、快適な環境を維持できます。
      オフィスビル、ホテル、病院など、大規模な建物で特に有用なメリットです。

      静音性が高い

      セントラル空調は熱源機器が建物の外部や屋内の隔離されたエリアに設置されているため、騒音が最小限に抑えられます。
      そのため、図書館や映画館、ホテルなど、静音が求められる環境で高い効果が期待できるでしょう。

      メンテナンスコストを抑えられる

      セントラル空調は熱源機器を一か所に集中設置しているため、個別空調に比べてメンテナンスコストを抑えられます。
      オフィスビルやショッピングモールで利用した場合、それぞれの企業や店舗が個別にメンテナンスする必要がないため、
      テナントにとっても大きなメリットです。

      スペースの有効活用が可能

      個別空調のように部屋ごとに空調機器を設置する必要がないため、スペースを有効に活用できます。

      空調費の削減につながる

      セントラル空調を採用しているビルでは、共益費にコアタイム(その施設で設定する空調利用可能時間:午前9時から午後6時など)の空調使用料が含まれるケースも多く、テナントは空調費を削減することが可能です。

      セントラル空調を利用する際の注意点

      さまざまなメリットを持つセントラル空調ですが、利用に際していくつか注意しなければならない点もあります。
      具体的には次のとおりです。

      故障した際のコストが高騰してしまう場合がある

      セントラル空調は熱源機器を一か所に集中して設置し、一元で管理を行うため、熱源機器に異常があれば建物全体の空調が止まってしまう可能性が高く、修繕費も高騰してしまう場合があります。そのため、定期的にメンテナンスを実施し、万が一の事態に陥らないような対策を講じることが重要です。
      なお、使用する機器によっては、定期的な点検・メンテナンスが法で義務付けられています。法で義務付けられている定期点検は有資格者が行わなければならず、通常は外注することになります。外注するとある程度のコストは発生しますが、適切なメンテナンスにより物理的耐用年数が伸び、結果的にコスト削減につながる可能性もあります。
      法定点検については、 「知らないとまずい!業務用エアコンの法定点検の重要性」を、適切なメンテナンスをするメリットについては、「エアコンの維持に欠かせないメンテナンスの重要性・メリットを解説」をご覧ください。
      また、耐用年数には減価償却費の計算に使われる法定耐用年数もあります。
      詳しくは、「業務用空調設備の耐用年数は?寿命をのばす方法や減価償却費についても解説」をご覧ください。

      増築やレイアウト変更への対応が難しい場合がある

      セントラル空調システムは建物全体を対象とするため、フレキシビリティや拡張性に制約があります。
      個別空調は必要に応じて空調機の追加が可能ですが、セントラル空調はシステムの再設計や改修が必要となる場合があるでしょう。

      セントラル空調の適切な活用には
      メンテナンスが必須

      冷凍機やボイラーなどの熱源機器を、一か所に集中設置した空調システムであるセントラル空調。
      空調が必要なフロアや部屋ごとに空調機器を設置する個別空調に比べて静音声が高く、一元管理も可能です。
      そのため、大型の商業施設やショッピングモール、ホテル、映画館、病院などで多く使われています。
      セントラル空調は、メンテナンスの手間が少ないといったメリットがある一方で、熱源機器が故障してしまえば、建物全体の空調に影響が出るため、
      特に定期的なメンテナンスが欠かせません。メンテナンスには専門的な知識や技術が必要であり、通常は外部の専門業者へ依頼することになります。
      ダイキン工業では、豊富な経験や専門的な知識と技術により、セントラル空調のメンテナンスを実施。
      故障予知や計画的な遠隔点検などにより、異常や故障を未然に防ぎ、快適な環境を維持するためのサポートをいたします。
      また、エネルギー消費量をグラフ化して、消費量の多い箇所や時間帯を特定することで電気代削減を図れる「エネルギーの見える化」や、
      フロン排出抑制法で定められた点検業務への対応、そしてオプションでは、空調機の新設・更新時にご利用いただける、最長13年間修理費無償の保守管理サービスなどもございます。

      セントラル空調の導入を検討する際には、
      エアネットサービスシステムのご利用も
      あわせてお考えください。

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