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空調メンテナンスサービス
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  3. ホテルの全館空調システムとは?種類やメリット、メンテナンスの重要性についても詳しく解説!

    ホテルの全館空調システムとは?
    種類やメリット、メンテナンスの重要性についても詳しく解説!

      ホテルを訪れたとき、館内のどこにいても快適な温度で過ごせることに気づいたことはありませんか?これこそが「全館空調システム」の魅力です。全館空調システムは、ホテル全体を一元的に管理して最適な室内環境を維持する空調設備です。宿泊客の快適性向上、エネルギー効率の最適化など、さまざまな観点からホテル経営に欠かせない要素となっています。本記事では、ホテルの全館空調システムの種類や導入メリット、そして長期的な運用に欠かせないメンテナンス方法まで、専門知識をわかりやすく解説していきます。

      ホテルの全館空調システムのメンテナンスは大規模・専門的なため、プロによるメンテナンスが必須です。ダイキンの「エアネットサービスシステム」は定期的なメンテナンスの実施に加えて、空調機を24時間365日遠隔監視により見守っているため、突発的な故障にも迅速な対応が可能です。省エネ対策にもつながるため、ぜひこの機会にご利用ください。

      全館空調システムとは

      全館空調システムとは、建物全体の空調を一元的に管理するシステムで、セントラル空調や中央式空調とも呼ばれています。熱源を一箇所にまとめ、空調を空気調和機へ分散させる仕組みとなっており、中央管理室などで温度や湿度を一括制御することが特徴です。特にホテルのような人の出入りが多く広いスペースを持つ建物では、館内を均一な温度で快適に保つことができるため、多くの施設で採用されています。一般社団法人全日本ホテル連盟の調査によると、約48.2%のホテルが全館空調システムを導入しており、ホテル空調の主流となっています。

      引用ANHAアンケート調査報告書|一般社団法人全日本ホテル連盟調査研究委員会

      セントラル空調について詳しくは「セントラル空調とは?導入のメリットや利用時の注意点を解説」をご覧ください。

      全館空調システムの種類

      全館空調システムには主に「ファンコイルユニット方式」と「輻射式冷暖房」の2種類があります。
      ファンコイルユニット方式は、ファン(送風機)とコイル(熱交換器)をユニット化した空調機で冷暖房を行うシステムで、さらに配管仕様によって「2管式」と「4管式」に分かれます。2管式は配管が往復2本と設置コストが抑えられますが、冷暖房の同時運転ができないデメリットがあります。一方、4管式は冷房・暖房それぞれの配管を設置するため同時運転が可能ですが、コストが増大してしまう恐れがあります。
      もう一つの選択肢である輻射式冷暖房は、輻射パネルに冷温水を循環させ、輻射の原理で空間全体を冷暖房する無風型のシステムです。メンテナンスの容易さや静音さがメリットです。

      ファンコイルユニット方式 輻射式冷暖房
      メリット 2管式
      • コストを抑えられる
      4管式
      • 冷暖房の同時運転ができる
      • メンテナンスが簡単
      • 音があまり出ない
      • 風が直当たりしないため、乾燥を引き起こしにくい
      デメリット 2管式
      • 冷暖房の同時運転ができない
      4管式
      • コストが増大する
      • 導入費用が高額
      • 輻射パネル用のスペースの確保

      個別空調システムとの違い

      全館空調システムと個別空調システムの最大の違いは、温度管理の方法と制御範囲にあります。全館空調システムは建物全体を一定温度に保つよう中央で管理するため、温度差が生じにくく静音性に優れている反面、部屋ごとの温度調節が比較的難しく、温度管理や顧客の体感差への対応が課題となります。 一方、個別空調は一般住宅のエアコンのように各部屋で個別に温度調節ができるシステムで、宿泊客の好みに応じた調整が可能ですが、使いすぎるとエネルギーコストが増加する傾向があります。近年では宿泊客の満足度向上のため、全館空調システムをメインとしながら個別空調を併用するハイブリッド方式を採用するホテルも増えています。

      全館空調システムのメリット

      全館空調システムのメリットとしては以下が挙げられます。

      快適な環境の維持につながる

      全館空調システムは建物全体を均一な温度に保つ設計のため、ロビーから廊下、客室まで温度差が生じにくく、館内移動時の温度変化によるストレスを軽減できます。また、個別空調と比較して静音性に優れているため、特に睡眠の質を重視するホテルでは、宿泊客の快適性向上に大きく貢献します。

      効率的な運用ができる

      全館空調システムでは、前述したように空調設備の制御がすべて中央管理室で一括して行われるため、個別に各部屋の空調を管理する手間が大幅に削減されます。そのため、ホテル全体の快適性を維持しながら、エネルギー消費の最適化が可能になります。また、集中管理によって季節や時間帯に応じた計画的な運転調整が容易になり、効率的なエネルギー使用につながります。

      空間の有効活用ができる

      全館空調システムでは室内機を空調室や収納内にまとめて設置できるため、個別空調のように各客室に室内機を配置する必要がありません。これにより客室のインテリアの美観を損なわず、より開放的な間取りを実現できます。
      また、建物の外観に影響する室外機を多数設置する必要もないため、建物全体の美観も保たれます。特に室外機の設置場所確保が課題となる都市部のホテルでは、この空間有効活用のメリットが特に大きく、限られた敷地や建物スペースを最大限に活用することができます。

      ホテルにおける空調の重要性

      ホテルにおいて空調設備は単なる設備の一部ではなく、宿泊客の満足度を直接左右する重要な要素です。宿泊の本質は「良質な睡眠と休息の提供」にあり、その実現には適切な室温と湿度の管理が不可欠です。また、最近では感染症対策の観点からも、換気を含めた空調管理の重要性が一層高まっています。以下に空調の重要性を解説します。

      顧客満足度への影響

      宿泊客にとって快適な空調環境は、ホテル滞在の満足度を大きく左右します。暑すぎたり寒すぎたりする部屋では十分な休息が得られません。実際に、ホテルの口コミサイトでは空調に関する不満が多く見られ、「部屋が暑くて眠れなかった」「エアコンの風が直接当たって不快だった」「空調の音がうるさかった」といった声が散見されます。このように良質な空調環境は、新規・リピーター獲得や高評価につながる重要な要素なのです。
      エアコンのトラブルについて詳しくは「エアコンが冷えない暖まらない_エアコントラブルを解決するための取り組みを解説」をご覧ください。

      健康・衛生面での配慮

      近年の感染症対策の高まりを受け、ホテルの空調設備には健康・衛生面での配慮も重要となっています。日本ホテル協会のガイドラインでも「換気の徹底」と「適切な空調設備の維持管理」が求められており、特に送風式の空調ではフィルター清掃や内部洗浄の徹底が不可欠です。さらに、空調による室内の乾燥は喉の痛みや肌トラブルの原因となるため、湿度管理も含めた総合的な空調環境の整備が、健康に配慮したホテル運営には欠かせません。

      参考 ホテル業における新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン|一般社団法人日本ホテル協会

      エアコンの掃除について詳しくは「業務用エアコンの掃除・洗浄クリーニング方法とは?手順やポイントをエアコンのプロがくわしく解説!」をご覧ください。

      運用コストとサステナビリティ

      資源エネルギー庁によるとホテルの電気使用量のうち、空調設備は全体の約30%を占めているため、その効率的な運用はランニングコストに直結します。また、SDGsへの取り組みが求められる現代において、エネルギー効率の高い空調システムの導入は環境負荷低減の観点からも重要です。
      空調設備の選択では、イニシャルコストだけでなく、長期的な運用コストやメンテナンス費用、さらには設備更新のサイクルまでを視野に入れた総合的な判断が必要です。

      引用夏季の省エネ・節電メニュー|経済産業省資源エネルギー庁

      SDGsについて詳しくは「エアコンにおけるSDGsとは?実現への取り組みを解説」をご覧ください。

      全館空調システムを利用する上での注意ポイント

      全館空調システムを利用する上で注意すべきポイントを解説します。

      導入・運用コストが増大傾向

      全館空調システムの導入には、個別空調と比較して初期投資が大きくなる傾向があります。熱源設備や配管、ダクト工事など、建物全体に関わる大規模な設備工事が必要となるため、イニシャルコストは決して安くありません。また、一度設置すると変更や増設が難しいため、将来的な拡張性を見据えた設計が重要です。
      さらに、経年劣化による部品の故障時には、建物構造に組み込まれた配管やダクト内のトラブル対応に大掛かりな工事が必要となる場合があり、修理・交換コストが高額になることも少なくありません。また、設備の老朽化に伴いエネルギー効率が低下することで、運用コストが徐々に増加していく点も考慮すべき重要な要素です。システム選定時には、初期費用だけでなく長期的な運用コストも含めた総合的な検討が欠かせません。

      定期的なメンテナンスが重要

      全館空調システムは館内全体の快適性を担う重要な設備であるため、計画的かつ定期的なメンテナンスが不可欠です。特にファンコイルユニット方式ではフィルターの清掃・交換や内部洗浄を定期的に行わないと、空気質の悪化や機器効率の低下を招きます。また、配管やダクト内の清掃も重要で、これを怠ると送風によるカビ臭さの原因となり、宿泊客からのクレームにつながりかねません。
      さらに、中央管理システムの点検や調整も必要で、故障時の影響が全館に及ぶことを考えると、予防保全の観点からの計画的なメンテナンス体制の構築が重要です。これらのメンテナンスコストも含めた長期的な管理計画を立てることが成功の鍵となります。
      エアコンからの異臭について詳しくは「業務用 エアコンが臭う場合の原因とは?解決策をエアコンのプロが解説!」をご覧ください。

      全館空調システムの定期メンテナンスはダイキンのエアネットサービスシステムがおすすめ

      ホテルの全館空調システムを正常に運用し続けるには定期的なメンテナンスが不可欠です。しかし、大規模な設備の点検・管理は高い専門性が求められるため、プロフェッショナルに任せることで正確かつ効率的な運用が可能になります。
      ダイキンでは、「エアネットサービスシステム」というサービスをご用意しております。このサービスでは、専門のサービスエンジニアが定期メンテナンスを実施することはもちろん、空調機を24時間365日クラウドで遠隔監視し、さまざまな空調管理業務をサポートします。

      エアネットサービスシステムの特徴

      エアネットサービスシステムの特徴としては以下の4つです。

      故障時の迅速対応

      万が一、空調機に異常が発生した場合でも、遠隔から復旧操作や応急運転設定、緊急出動を行うため、ホテルのお客様に不快な思いをさせることなく、空調トラブルを最小限に抑えられます。

      予防保全の実現

      故障予知」機能により、機器の異常を早期に検知できるため、突発的な故障リスクを軽減します。また夏・冬の本格稼働前に「シーズン前遠隔点検」を実施することで、不具合を早期に発見できるため、シーズン中の故障トラブルを回避できます。

      法定点検のサポート

      フロン排出抑制法で義務付けられている定期点検をダイキンの有資格者であるサービスエンジニアが無料で実施します。さらに、3ヶ月ごとに必要な簡易点検も大幅に効率化できるため、担当者様の業務負担を軽減し、本来のホテル運営業務に集中していただけます。

      省エネ運用による光熱費削減

      省エネ大賞を受賞した「遠隔自動省エネ制御」では、AIが熱負荷を予測し、快適性を損なうことなく消費電力を最適化します。この機能により省エネを実現でき、ホテルの運営コスト削減にも貢献します。
      このようにダイキンのエアネットサービスシステムは、設備担当者様の点検業務負担を軽減するだけでなく、突発的な故障リスクの低減や省エネによるコスト削減まで実現するサービスです。ホテルの空調設備の安定運用と効率化実現のために、ぜひこの機会にご相談ください。
      詳しくはこちらよりお問い合わせください。

      全館空調システムの定期的なメンテナンス実施がホテル運営成功につながる

      全館空調システムは、ホテル全体の空調を一元管理することで均一で快適な温熱環境を提供し、宿泊客の満足度向上に大きく貢献します。効率的な運用による管理コストの削減、空間の有効活用、そして静音性による快適な睡眠環境の提供など、多くのメリットを持つ一方で、導入時の高額な初期投資や経年劣化による修理・交換コストの増大には注意が必要です。また、システムの性能を最大限に発揮させるためには、定期的なフィルター清掃や機器点検などの計画的なメンテナンスが不可欠です。適切に設計・管理された全館空調システムは、快適性と効率性を両立させ、ホテルの価値を高める重要な設備投資と言えるでしょう。
      ダイキンでは定期的なメンテナンスをお客様の代わりに実施する「エアネットサービスシステム」と省エネ対策につながる「レトロフィットメンテナンスプラン」というサービスを提供しています。この機会にお気軽にご相談ください。

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