見えないからこそ気をつけたい
空気の汚れ対策

私たちが普段過ごすオフィスやお店。一見キレイに見える空間でも、空気中には見えない汚れが浮遊しているかもしれません。空気の汚れは、空調機本体に悪影響を引き起こすだけでなく、電気代の高騰、ひいては人々の健康にも影響を与えます。この記事では、空気中に存在する汚れの種類とその影響、さらには改善策・予防法についてもご紹介します。

- 空気の汚れは空調機の中に蓄積している
- 汚れの放置は、空調機本体の故障にもつながる
- 清潔な空気環境を保つためには、空調機の定期的な清掃が必要
空気中には
見えない汚れがいっぱい
あなたが今過ごしているオフィスの空気を気にしたことはあるでしょうか?実は室内の空気は想像以上に汚れている可能性があります。人の出入りによって、屋外から持ち込まれる花粉や排気ガス。そして、衣類・紙製品からでるホコリ、さらにカビやダニなどの発生により、室内の空気は様々な汚れに晒される環境にあるのです。
空気中の様々な汚れ
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空調機は室内の空気を吸い込み、空気の中の汚れをフィルターで吸着してから室内に吹き出しています。
しかし、そのフィルターの交換をしないままでいたり、機内にたまる汚れをクリーニングしないままでいると、空調機の中に汚れが溜まり続け、吹き出す風に汚れが混ざったまま排出されてしまいます。 -
空調機内の様々な汚れ
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フィルター汚れ
フィルターは汚れを吸着しますが、吸着させた汚れはフィルターに残り続けます。吸着量の限度は各フィルターの種類によりますが、定期的に交換しない限り、汚れは残り続けてしまいます。
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吹出し口の汚れ
空調機からでる風が直接当たる吹出し口にも、汚れは付着します。蓄積する汚れを通して室内に流れ出る空気にも、汚れは混じってしまいます。
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ドレンパンの汚れ
ドレンパン内は粘着質でスライム状の汚れやカビが発生しやすく、徹底した洗浄が必要です。
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熱交換器の汚れ
熱交換器とは、空気を暖めたり冷たくしたりする部品で、最もカビやホコリが付きやすい部分です。
室内機汚れチェック実施例


空調機は室内の空気を吸い込む過程で、
汚れを内部に溜め込んでいる
空調機の汚れによる悪影響
空調機内部に汚れが溜まることで、様々な影響を及ぼします。
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空調機能が低下する冷えにくい、暖まりにくいなど、快適に空調機を使用し続けられなくなります。
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無駄な電気代がかかってしまう運転効率が悪くなり、必要以上にエネルギーを使用してしまうため、電気代が高くなってしまいます。
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故障を引き起こしたり、
機器寿命を縮める原因になるメンテナンスを怠ることで故障率は格段に上がってしまい、修理費や機器更新代などの突発的な出費がかかってしまいます。
空調機に汚れを溜めない日々のお手入れ・予防対策
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フィルター交換・部品交換フィルターは定期的に交換したり洗浄したりする必要があります。
また、経年劣化が起きやすい部品も、交換するのがおすすめです。 -
洗浄空調機内部の各部品(熱交換器・ドレンパン・ファン・フィルター)の汚れに合わせて、洗浄を行います。
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銀イオン銀イオン抗菌剤をドレンパンにおくことで、ニオイやつまりの原因となるスライムや株の発生を抑制します。
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コーティング室内熱交換器に防カビ抗菌剤をかけて表面をコーティングします。

汚れた部分に合わせたメンテナンスが重要