エアコン(冷房)の使い始めとなる6月~7月は、お問い合わせや点検のご依頼が集中し、修理対応や機器の入れ替え工事で数日お待ちいただく場合がございます。
突然の故障を回避し、夏本番でも快適にお使いいただけるよう、4〜5月に「エアコンの試運転」をおすすめしています。
エアコン試運転の目安となる「気温」「試運転の実施日」を分かりやすくまとめています。
エアコン試運転の目安として覚えておいてください。
気温23~25°Cが、冷房の試運転に最適な時期です。
気温 | 試運転指数 |
---|---|
26℃ 以上 |
急いで実施
|
23~25℃ 以上 |
最適な時期
|
21~22℃ 以上 |
適した時期
|
20℃ 以下 |
不向き
|
【ご注意ください】
記載の日付は、エアコン試運転を積極的に実施いただきたい時期の目安を示す予想日です。
各地域でエアコン試運転指数が高まると思われる予想日を表した図です。
より効果的な試運転ができる目安である気温25℃が訪れる日を前もって知っていただき、計画的な試運転の実施にお役立てください!
「お手軽コース」と「念入りコース」があります。
お客様に合った形で実施してください。
●電源プラグは根本まで確実に差し込む。※
(接触不良による感電や火災の原因になります。)
●定期的に電源プラグのホコリを乾いた布でふき取る。※
(湿気などで絶縁不良となり、発熱や発火、火災の原因になります。)
※電源プラグのある機種の場合
運転モードを「冷房」にして、温度を最低温度(16~18℃)に設定。
10分程度運転しましょう。
※機種によって最低温度は異なります。
★電源プラグはコンセントに差し込まれていますか?
★リモコンの電池は切れていませんか?
試運転では連続運転させるための条件として、室温より低い状態に設定する必要があります。
また、万が一エアコンに異常があった場合には、異常検知するまでに必要な時間となります。
冷風がきちんと出ているか、異常を示すランプが点滅していないかご確認ください。
さらに30 分程度(目安)運転し、室内機から水漏れがないかご確認ください。
室内ユニットの下に、電気製品や家財などを置かないようにしてください。
(水滴滴下による汚損や故障のリスク回避のため。)
室外機の圧縮機(体でいえば心臓部)が運転し、室内機の熱交換器が冷却するまで確認が必要だからです。
室内機の吹出口周辺から水漏れが無いか、屋外へのドレン配管から水が出たか、確認できれば安心です。
室温や湿度にもよりますが、この水(結露水)が出るまでおおよそ30分程度必要です。
「30分も待てない」という場合は切タイマーを有効活用してください。
異臭や異音がしないかご確認ください。
においや音の種類によりさまざまな要因が考えられます。
AI故障診断サイトで原因をご紹介していますのでご確認ください。
エアフィルターや熱交換器の汚れが過多(目詰まりがひどいレベル)となっている場合、空気の通りが悪くなることで振動が発生し、異音に至るケースもあります。ぜひチェックをお願いします。
冷房・除湿運転した後、カビ菌の発生を抑えるために、1時間ほど送風運転して、エアコン内部を乾燥させるようにしましょう。「内部クリーン運転機能」が搭載されている製品では、運転停止後に自動で送風運転を行い、内部を乾燥させてカビの発生を抑えます。詳しくは以下サイトもご覧ください。
運転を停止してください。
「内部クリーン」機能で室内ファンがしばらく稼働する場合があります。
2020年モデル(X型)以降のルームエアコンは、冷房、除湿、除湿冷房の停止後、内部クリーン機能が自動運転します。
「運転ランプ」が消えて「内部クリーンおそうじランプ」が点灯していると自動内部クリーン運転しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
ルームエアコンAIチャット
長くエアコンを使っていただくために、
さまざまなタイミングに合う情報をご提供しています。
このような「故障かな?」がありましたら、
一度ご確認してみてください。
メンテナンスや購入に関するご相談は
以下より承っています。
エアコン試運転は、以下のリスクに備えた事前準備、また故障の早期発見につなげる、といった理由があります。
電化製品はいずれ劣化し寿命を迎える性質の商品。毎日使う冷蔵庫や洗濯機と違って、エアコンはシーズンに入って本格的に使うもの。毎日使っていないものだからこそ、使い始めの突発故障で困らないために、まずはちゃんと動くか試運転を行い、故障の早期発見につなげましょう。加えて、予防保全、性能発揮、節電のためにも、試運転のタイミングでお手入れもしっかりしましょう。
使用年数に限らず、エアコン試運転は必要です。
適切な時期になりましたら、実施をおすすめします。
月別お問い合せ件数のグラフにも示される通り、シーズン中はお問合せやご依頼が集中するため、修理対応や機器の入れ替え工事は大変混み合います。
特にエアコンは、気温上昇時に冷房をお使いになる商品ですので、それに伴ってお問合せの件数もエアコンの稼働時期に集中する傾向がございます。
定期的なフィルター清掃や室外機のメンテナンスなどを十分におこなっていない場合に故障するケースがあります。
また、「故障かな?」と思っても、リモコンの電池切れなど原因が他にある場合もありますので、本サイトのセルフチェックをご活用ください。
下記のAIチャットにエラーコードを入力すると、おおよその費用が出ます。
修理期間については、時期によって異なりますのでお問い合わせください。
ルームエアコンAIチャット
ダイキンでは、11月の肌寒くなってきた頃に暖房の試運転もおすすめしています。
くわしくはこちらをご覧ください。
エアコン試運転 冬前に暖房の試運転をするやり方